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2.2.7 金物製作図

(1) 一般

製作図は、電気機器配置図、電気艤装品取付図等の作成によって、取付位置の決定した電路金物、機器台金物、電線貫通金物等を製作するための図面であり、外注又は内作するために調製出図される。

製作図には標準金物製作図と特殊金物製作図がある。標準金物製作図は、電線貫通金物、電線支持金物、電気機器台等を標準図化し、設計作業の省力化、現場作業性の向上及び資材管理作業の効率化を図るとともに、コスト低減を計るように配慮して作図したものであり、標準金物では取付けできない場合に、特殊金物製作図も作成する。

(2) 標準金物製作図

標準金物製作図の一例としては、電線貫通金物(a〜c、図2.16〜図2.18)、電線支持金物(d〜f、図2.19〜図2.21)機器台金物(g、図2.22)等があり、JIS規格にも電線貫通金物等について規格化されており、標準金物と同様に使用されている。

標準金物製作図には、製作に必要な寸法の他に、標準図番号、標準金物符号、数量、材質、塗装要領、メッキ、重量などが指示されている。

(メッキ指示については暴露部に使用される金物については腐食を防ぐため亜鉛メッキを施したものを使用すること)

一般に標準金物は、標準図番号、標準金物符号と数量を資材購入部署に通知するだけで外注又は内作の手配を行うことができるようなシステムにしている。

 

 

 

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