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(e) 航海灯、信号灯

航海灯はすべての船級規則から二重に電源受電系を持つことが要求され、その一方は非常電源設備から給電されるよう計画される。そのため、非常用発電機を持たない船では、バッテリーから特殊電源装置(インバーター等)でDC24Vから変換昇圧した電源により給電される。

(4.4) 船内通信装置系統図(図2.4)

電話、呼鈴、エンジンテレグラフ、時計、船内指令装置、火災警報装置等、船内での有線通信に関する機器の系統が表示される。

本図は各装置ごとに作図するのが一般的である。

この種の装置は緊急時に使用されることを予想し、電源は非常給電系統に結ばれるものが多い。

一般に居住用サービス機器であるから、特に使用面で便利なように機種、員数、配置を考えて系統を決めなければならない。

 

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図2.4 船内通信装置系統図の例

 

(4.5) 航海計測装置系統図(図2.5)

ジャイロコンパス、測程儀、音響測深機等の航海操作に必要な機器の系統が表示される。系統作成上の問題点は、前述(4.4)船内通信装置と同様である。

 

 

 

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