日本財団 図書館


補 ディーゼル機関の据付

 

1] 位置の決定

主機関の場合は、軸心見通しにより船体中心をマーキングし、検尺などにより最終シリンダ中心をマーキングする。

この点を基準とし、定規、コンパスあるいは型板によりボルト孔をマーキングする。

 

335-1.gif

補図1 主機台の基準点

 

発電機などのように単独のエンジンの場合は船体のガーダー、フレームなどから寸法をとり、位置決めを行う。

孔をマーキングしたら、孔明けする前にボルト・ナットが台構造にあたるかどうかをチェックしておくことが望ましい。

2] 台の仕上げ

台上面は、工場にて機械加工しておくのが望ましいが、船内で仕上げるには、1)フライス盤などによる機械仕上げ 2)グラインダーによる手仕上げの二通りの方法がある。

台上面に張付ライナを取付ける方法もあるが、いずれにしても外側に向って1/100程度の傾斜をつけておき、調整ライナの挿入を容易にする。

 

335-2.gif

補図2 台の例

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION