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第7章 通風・冷暖房装置

 

7.1 機械の据付

7.1.1 通風機の据付

通風機は軸流型と遠心型が使用される。据付要領は下記の方法が多い。

(1) 軸流型

(a) 通風筒組込型

最も多く適用される方法で甲板上に取付けるきのこ型通風筒の中間に取付ける。高さが比較的高くなりがちなので甲板部甲板にブラケットが必要である。また、開閉型を使用する場合は、開閉方向に他の艤装品がないように配置し、電線の立上がり方向に注意する。(電線の立上がり方向でヒンジの向きが決まってしまう。)

(b) 通風ダクトの中間に取付ける

通風ダクトの途中にフランジを付けて取付ける方法で、台は甲板下に吊り下げる形となる。

 

209-1.gif

図7.1

 

209-2.gif

図7.2

 

(2) 遠心型通風機

甲板上に台を取付ける方法と甲板裏に台を取付け、吊り下げ形とする方法があり、いずれも機械が振動しないように船殻構造に補強を要する。

 

7.1.2 冷暖房ユニットの据付

空調ユニットと呼ばれ、冷凍装置(直膨型)、蒸気又は温水による加熱装置及び通風機が一体化され、これに制御機構を組込んだものが一般的であり、ユニットが大きくなるため船殻ブロックの搭載中に青空艤装される事が多い。

(据付については甲板機械の項を参照)

 

 

 

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