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6.4.1 木製根太組みによる内張り

(1) 側壁内張

一例を下図に示す。

 

206-1.gif

図6.8

 

(a) 内張工事開始前に次のことの完了を確認する。

(i) 窓の取付・ホーステスト

(ii) 錆止塗装

(iii) 水圧、水漲りテスト

(iv) 管、ダクトの防滴、保温工事

(v) 電線布設

(vi) 防熱工事

(b) 根太取付けは木ねじ等で強固、確実に取付ける。また機器、艤装品等の取付けに関連し増根太を必要とする場合もあるので、家具等の配置を注意する。

(c) 船室で外板面に曲りのある場合があるが、その場合の根太は内張板取付け後の仕切りが円滑な曲りとなるよう配慮し取付ける。

(d) 内張り取付け用の釘、木ねじは板の縮み及び仕上げペイントなどを考慮し、頭を沈めておく。

(e) 舷窓枠は外板面にスキマのないように取付ける。ただし外板面が平滑でない場合が多いので面縁で押えることを考慮する。

(f) メラニン樹脂張りなど化粧板張りの場合はトッコ式の取付け方法をとることが望ましい。

(g) 内張内ガッターウエイのドレンホールは詰りの恐れが多分にあるので掃除用の取外式開口部を内張板に設けるとよい。

 

 

 

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