5.6.3 舵取機械
(1) 舵取機械の種類
最近の舵取機械はラムタイプと回転ボスタイプが多い。いずれも電動油圧ポンプによって駆動され、予備ポンプを備えている。
(2) ラムタイプ舵取機の据え付け
舵板とラダーストックを結合した後、チラーをラダーストックに焼ばめする。その後舵取機械の据え付け位置の上部にピアノ線を張り、あらかじめ長くしておいた台の裾の切り合わせ代を切って高さを調整する。台をデッキに本溶接した後、ラムを搭載し、ピアノ線で心出しをして仮据え付けしてから調整ライナーの厚みを決定する。(図5.9参照)