日本財団 図書館


(e) 据付ボルトにて仮据付けする。

186-3.gif

(g) 調整ライナーの機械加工をする。

(h) 番号の通りライナーを配置する。

(i) 光明丹を張付ライナーに塗布し、当りを見ながら調整ライナーの70%以上の面積が当る様に摺り合わせる(ライナーの押し込みはごく軽く打ち込む程度)。

(j) ライナー全数の摺り合わせが完了したら、ジャッキボルトを取外した後据付ボルト、ナット全数を入れ、対角に締付ける。

(k) その後対角に増締めする。

(l) コッターを取付ける。

 

186-1.gif

図5.2

備考:近年は簡便化した据付要領として樹脂ライナーによる据付や甲板に直接張付ライナーに相当する部材を溶接取付する方法が増えつつある。

 

(4) ワーピングドラム心出し取付け

(a) ワーピングドラム下面に心出し用受台を作る。

(b) カップリングの結合は、合マークを確認してから行う。

(c) カップリングの心を見る。

(d) ワーピングドラム軸受台は、所定の位置におき、台を切合わせし仮付けする。

(e) 手順3と同様にライナーを合わせる。

(f) 軸受けとライナーの間にすきがあってはならない。

(g) 軸受け台と台とのリーマ通しは正確に行う。

(h) ボルトの締付けを行う。

 

186-2.gif

図5.3

 

5.3 係船装置

係船装置用金物には次のものがある。

フェアリーダ、ボラード、クローズドチョック、デッキローラ、制鎖器、アイプレート

取付上注意することを以下にまとめる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION