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第4章 管工作法

 

小規模な配管工事においては銅工と称する管工が管の型取り、管の加工及び取付けなど艤装工事のすべてを行っているが進んだ管艤装においては図面(管艤装図、管製作図、一品図)管加工及び管取付けが別々の工程で行われて艤装工事が計画的に確実にかつ合理的に行われる。

管取付けについては第8章諸管取付けにおいて述べることとし、本章においては管の加工について述べることとする。

管の加工の工程を分類すると次のとおりとなる。

(a) 型取り

(b) 切断及び開先加工

(c) 曲げ又はエルボー使用

(d) 合わせ(組立)及び枝付け

(e) 溶接

(f) 仕上・水圧

(g) 表面処理

 

4.1 加工設備及び治工具

合理的な管加工を行うには一般に次の加工設備が望ましい。

(1) 切断機(自動ガス切断機、高速度グラインダー切断機、カッターなどがある。)

(2) パイプベンダー(管曲げ機)

(3) 焼曲げ装置

(4) 蜂の巣定盤

(5) ポータブルグラインダー

(6) 電気溶接機(直流機と交流機がある。)

(7) ガス溶接機

(8) 管端面削り機、管ネジ切機

(9) 水圧用ポンプ類

(10) 一般治工具(コンパス、定規、水準器、ポンチ、金切りのこ、ワイヤブラシ)

 

 

 

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