(3) 室内換気回数
(a) 食堂、サロン 15回/h
(b) 居室、病室 10回/h
(c) 医務室 12回/h
(d) 無線室、海図室 10回/h
(e) 調理室 給気20回/h 排気40回/h
(f) 浴室、便所 排気10回/h
冷暖房時に於ける室内換気回数は、一般には規定は無く(一部新鮮空気量についてあり)冷暖房負荷によって決まり、装置としてのリターン空気利用量も負荷を大きく影響を与えるが一般に5〜10回/hとなる事が多い。
(4) 所要冷却負荷
Q=QC+QP+QO+QF+QS+QR
Q=所要冷却負荷(Kcal/h)
QC=伝導、日射、照明取得熱
QP=人体発生熱(100Kca1/h・P)
(乗客数は公室等の定員を含めた延べ人数とする)
QO=外気導入負荷(9×VO×乗客数、VO=外気量m3/h・P)
QF=ファンモーター発生熱(KW当り860Kcal/h)
QS=給気ダクト取得熱(35×VS、VS=給気量m3/min=有効容積×換気回数)
QR=還気ダクト取得熱(52×VR、VR=還気量m3/min=給気量−外気量)
14.9 練習問題
1. 区画容積が50m3の室に1時間当り200m3の通風をした場合換気回数はいくらになるか。
2. 通風筒の種類にはどんなものがあるか述べよ。
3. 電動通風機(遠心型)の力量の算出をせよ。
通風量 60m3/min
全圧 35mmAq