この寸法は腕1本の場合であるが、腕2本の場合は腕の幅及び厚さを85%、3本の場合は同じく77%、4本の場合は70%として差支えない。(この項「心」参照)
6.3.2 舵柄と舵頭材の結合
舵柄を舵頭材へ取付けるには、次の方法がある。
(1) 焼ばめ
(2) ボルト締付け
(3) キー(Key)打込み
キーを打込む場合は、厚さの大きい側すなわち腕の側がよい。
その他、舵柄孤が大型になって重量が大となると、鎖溝の下に当る所に、ローラ付の受台を取付けることもある。
また、舵がある角度以上に旋回すると操舵装置を破損するから、それ以上旋回しないように、舵に回転止を設ける場合と、甲板上に別に回転止を設ける場合がある。
6.4 伝導装置
6.4.1 鎖式伝導装置
鎖式伝導装置は、手動操舵装置の場合に用いられる。
鎖式伝導装置は、図6.2に示すように各部分から成立っている。