日本財団 図書館


第5章 索

 

5.1 索の種類

 

船に用いられる索を材質で分けると次のようになる。

(1) 鋼索(ワイヤーロープ Steel wire rope)

(2) 麻索(ヘンプロープ Hemp rope)

(3) 綿索(コットンロープ Cotton rope)

(4) 合成繊維ロープ

(a) ナイロンロープ

(b) ビニロンロープ

(c) ポリエチレン系ロープ

(d) ポリエステル系ロープ

索の太さは、その外接円の径をmm単位で表示する。英米では外接円の周囲をインチで表示する。

索の長さは、1巻き200mを定尺としている。英米では1巻を720フィート(219m)である。

索の単位長さ当りの重量、切断荷重は、索試験規程、JISに規程されている。

 

5.2 索の強さ

索の切断荷重は、一般にJISで定められているから、使用力は切断荷重を安全率で除したものとなる。

042-1.gif

ここに、

W=安全使用力(トン)

B=破断力=切断荷重(トン)

f=安全率

fは鋼索の場合6、麻索の場合7にとればよい。

径の大きい索の代りに、径の小さい索数本を以って代用する場合、次の関係式が成りたつ。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION