1. 電動機
2. スリッピングクラッチ
3. 中間歯車
4. 中間軸
5. 小歯車
6. 大歯車
7. 鎖車
8. ブレーキ車
9. ブレーキハンドル
10. 綱巻胴
2.2.3 電動油圧揚錨機
電動機、油圧ポンプ、油圧モーターを組み合わせたものを原動機としたもので、電動揚錨機と大体同じ性能をもっているが、連続的に速度変化ができる特長がある。油圧配管が必要であり、特に管のフラッシングが大切である。
2.2.4 揚錨機の力量
揚錨機は、荷重の変化が激しく、衝撃を受ける場合が多く、また錨鎖とホースパイプとの摩擦等は不規則なために、これらを考慮に入れて定めなければならない。
有効馬力の算式は、次のとおりである。
ここに、kgを1秒間に持ち上げるPS
日本 735.5ワット
英 746ワット
EHP=有効馬力(PS)
W=定格荷重(kg)
V=巻上速度(m/min)
したがって、揚錨機の必要馬力は、次の算式による。
IHP=f×EHP…(2.2式)
ここに、
f=電動式のときは2.0
(2.1式)において、定格荷重の定め方については、次のとおりである。
(1) 定格荷重W
W=(2A+6C)…(2.3式)