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通信教育造船科講座テキスト「艤装」

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


(1) 情報の収集

設計を進めるに当って必要とする情報を集める。設計しようとする事柄によって種々であるが、仕様書、一般配置図、船主との打合わせ事項等の他に例をあげると、

(a) 配置図であれば船殻図と機器、備品等の寸法、メインテナンスの方向とスペース等

(b) 計算書であればその諸元と条件、係数等

(c) 系統図であれば配置要素の他に容量、寸法の算出資料等

(d) 前項で述べた船級その他の制約事項を整理、加味することはもちろんである。

(2) 実作業

各種情報に基づき、計算や作図を進めるが関連先がある場合はポイントとなる所で協議をしながら進めることであと戻りの防止を計ることが大切である。また関連先へ変更等依頼しなければならない事項が判明したら速やかに連絡をとり、タイミングを逃さないようにすべきである。

(3) 協議

設計作図が完了した時点で関連先に最終合意を求めるプロセスで、お互いに打合わせしながら進めた設計でもなお、この時点での変更もあり得るので短期間で終らせることが求められる。

(4) 修正

協議図や船主、主官庁、協会への承認申請図が返却されたら、その朱書事項を訂正し、場合によっては再確認しなければならない場合もあるので早急に処置することが望まれる。

(5) 出図、配布

最も重要なことは必要部数が必要先に確実に届くことである。このためには後述の図面リストの消し込み等を確実に行うことも一つの方法である。立派な図面を作成しても配布されなかったために客先の合意を得るまでに更に変更要求があったり、艤装品を製作、注文する部署に配布されてなく、品物がタイムリーに入手できなかった等のトラブルを起こすことになる。

(6) 出図時期

船の建造日程に合わせて出図時期を決めることが大切である。また、関連先と設計日程について何日頃にこの問題について協議し合えるかを明確にしておく必要がある。

艤装品を製作あるいは注文する図面についてはメーカー、業者の製作期間と指定納期の逆算日には少なくとも出図が完了しなくてはならない。

 

 

 

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