(3) スタンチューブのパッキングの締めめ具合はよいか。
(4) 船内に残水、不要品等はないか。
(5) 進水バラストの量と位置は適切か。
(6) ヒールを起こすような品物はないか。
(7) 海水吸入孔、サルログ等のバルブは…
(8) 船底栓の締め方とセメントの充填は…
(9) 外板に傷、ダボ、未塗装個所はないか。
(10) ホース、電線類は全て取り外されたか。
○進水台関係
(1) 船底及びレール内に障害物はないか。
(2) レールの油敷き、車輪の注油は十分か。
(3) レール、枕木、船台間に隙間はないか。
(4) レールにダボ等の付着物はないか。
(5) 台車上矢締めは十分か。
(6) 船体と駒との間に隙間はないか。
(7) 台車上の盤木類の流失防止は十分か。
(8) 盤木類は骨材の下に配置されているか。
(9) 台車間の連結鎖は緊張されているか。
(10) 使用ワイヤー、鎖類に欠陥はないか。
(11) メインワイヤーは緊張されているか。
(12) ワイヤーの根止めピースの溶接は完全か。
(13) ワイヤーの根止め、クリップは完全か。
(14) スリップピン、ストッパー、安全ピンの固縛は十分か。
(15) 台車押出し装置等の準備は十分か。
(16) ドラッグ等の制動装置の準備は万全か。
(17) 台車引揚げ用のワイヤー取りは良いか。
(18) 台車の滑り止め装置は確実であるか。
(19) 進水式場、船台の清掃は十分であるか。
(20) 進水式の準備に洩れはないだろうか。
6.4.6 進水式
進水は重大な作業であると共に儀式でもある。進水式に冷ける作業手順を誤ったり、時期を失ったりすると、思わぬ事故につながる恐れがあるので、規律正しく施行されなければならない。