このための制動装置には次のような方法がある。 (1) 事前に決められた海中の位置に、制動鎖(ドラグチェーン)を沈めて置き、進水後、船体が一定の位置に達したら制動鎖を曳航して、速度を減じて停止する。(第6.12図)
このための制動装置には次のような方法がある。
(1) 事前に決められた海中の位置に、制動鎖(ドラグチェーン)を沈めて置き、進水後、船体が一定の位置に達したら制動鎖を曳航して、速度を減じて停止する。(第6.12図)
第6.12図 海中でのドラグチェーンの曳航
第6.13図 ドラグチェーンの投下
(2) 船体が進水し、一定の位置に達したら、船上よりドラグチェーンを海中に投下し、それを曳航して停止する。(第6.13図) (3) 船体に付けたワイヤーで、船台上の重量物を曳航して停止する。重量物は、コンクリート塊、厚鋼板、制動鎖等があるが、制動鎖が衝撃が少なく、抵抗が大きく最良である。このときの動摩擦係数は、コンクリート面では0.38、土質上では、0.63、砂では0.46である。(第6.14図)
(2) 船体が進水し、一定の位置に達したら、船上よりドラグチェーンを海中に投下し、それを曳航して停止する。(第6.13図)
(3) 船体に付けたワイヤーで、船台上の重量物を曳航して停止する。重量物は、コンクリート塊、厚鋼板、制動鎖等があるが、制動鎖が衝撃が少なく、抵抗が大きく最良である。このときの動摩擦係数は、コンクリート面では0.38、土質上では、0.63、砂では0.46である。(第6.14図)
第6.14図 船台上でのドラグチェーンの曳航
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