例題13) 低水素系溶接棒の取り扱い方法について説明せよ。
答)使用前に300℃以上で1時間以上の乾燥を行い、乾燥炉から出して5時間以上放置したものは再乾燥し、貯蔵庫に保管する。出庫後は、イングドライヤー(ポータブルの小型乾燥炉)に入れて置くと便利である。
例題14) アースの取り方について注意点を述べよ。
答)アース用キャプタイヤーを使用することを原則とするが、その代りに、ピース、フラットバーなどで代用しなければならないときは、キャプタイヤーの断面積の6倍以上の断面積の鋼材等を溶接して使用する必要がある。クレーン用レールや配管などにアースを取ってはならない。取り付けネジはかたく締めつけておかなければならない。