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(2) 引張強さ

降伏点以上の力で引張り続けると、断面がくびれ始める。くびれ始める瞬間の応力を引張り強さという。

(例) 引張り強さ42Kg/mm2断面10×50mm2のFBでは

42Kg/mm2×500mm2=21,000Kg=21T

21T

21T以上の引張り応力で、断面がくびれ始める。

 

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(3) 伸び

引張り強さ以上の力で引張り続けると、伸びがだんだん長くなり、遂に切れてしまう。この瞬間の伸びの長さの比を%で表わしたものを“伸び”という。

 

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(4) 座屈(バックリング)

細長い鋼材の両端から圧縮力を受けると、座屈を起す。座屈を起こし始める瞬間の応力を座屈応力と呼ぶ。

 

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