圧延方向のA方向に引張応力が作用するように鋼材を使用するのが望ましい。 造船では、一般に圧延方向と船長方向が一致するように鋼材は使用される。 l.3 鋼材の強さ 鋼材の強さは、JISにより下記のように決められている。応力値は、圧延方向の強さを示している。
圧延方向のA方向に引張応力が作用するように鋼材を使用するのが望ましい。
造船では、一般に圧延方向と船長方向が一致するように鋼材は使用される。
l.3 鋼材の強さ
鋼材の強さは、JISにより下記のように決められている。応力値は、圧延方向の強さを示している。
(1) 降伏点 鋼材を両側から引張ると、伸びを生じ、離すと、元の長さに戻る(弾性変形)。ある程度以上の力になると、元に戻らなくなる(そ性変形)。この瞬間の応力を降伏点という。
(1) 降伏点
鋼材を両側から引張ると、伸びを生じ、離すと、元の長さに戻る(弾性変形)。ある程度以上の力になると、元に戻らなくなる(そ性変形)。この瞬間の応力を降伏点という。
(例) 降伏点24Kg/mm2断面500mm2のFBでは 24Kg/mm2×500mm2=12,000Kg=12T 12T以上の引張応力を掛けると、FBはそ性変形を生じ始める。
(例) 降伏点24Kg/mm2断面500mm2のFBでは
24Kg/mm2×500mm2=12,000Kg=12T
12T以上の引張応力を掛けると、FBはそ性変形を生じ始める。
前ページ 目次へ 次ページ