日本財団 図書館


004-1.gif

 

004-2.gif

 

圧延方向のA方向に引張応力が作用するように鋼材を使用するのが望ましい。

造船では、一般に圧延方向と船長方向が一致するように鋼材は使用される。

 

l.3 鋼材の強さ

鋼材の強さは、JISにより下記のように決められている。応力値は、圧延方向の強さを示している。

 

004-3.gif

 

(1) 降伏点

鋼材を両側から引張ると、伸びを生じ、離すと、元の長さに戻る(弾性変形)。ある程度以上の力になると、元に戻らなくなる(そ性変形)。この瞬間の応力を降伏点という。

 

004-4.gif

 

(例) 降伏点24Kg/mm2断面500mm2のFBでは

24Kg/mm2×500mm2=12,000Kg=12T

12T以上の引張応力を掛けると、FBはそ性変形を生じ始める。

 

004-5.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION