おはなし
さあさあ、ご用(よう)とお急(いそ)ぎのない方(かた)は、寄(よ)ってらっしゃい、見てらっしゃい。これから始(はじ)まるお芝居(しばい)は「お祭(まつ)りどんぶり」!!このわたしめが遊(あそ)びの数々(かずかず)、ひとつひとつ手(て)にとって、ごらんにいれやしょう。
まずはケン玉(だま)。上(うえ)に剣(けん)があるからケン玉(だま)だ。これがなければ、ただの皿玉(さらだま)か、玉(たま)のせだ。こいつの歴史(れきし)は、今(いま)からさかのぼること四百年(よんひゃくねん)!ヨーロッパで大(おお)はやりだ。日本(にほん)にやってきたのは、二百年前(にひゃくねんまえ)の江戸時代(えどじだい)。大人(おとな)たちのあいだで、芸(げい)としてはやったんだ。明治(めいじ)になって子(こ)どもたちにも広(ひろ)まって、今(いま)の形(かたち)のケン玉(だま)になったのは、大正時代(たいしょうじだい)になってからなんだよ。
おつぎはコマだ。コマは世界中(せかいじゅう)どこへいってもある。日本(にほん)はというと、ざっとかぞえて千(せん)をこすというから、コマの種類(しゅるい)は世界一(せかいいち)だ。こんなにあるんだから、まわさなきゃ意味がないってもんだ。
さて、さて、みなさん、太鼓(たいこ)の登場(とうじょう)だ。太鼓(たいこ)はリズムがかんじん。さあ、おしまいは、この太鼓(たいこ)のリズムにのって、にぎやかなお芝居がはじまるよ!!
さあさあ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい!
劇団(げきだん) 風(かぜ)の子(こ)
感想文を送ってください
劇を見て、楽しかったこと、感心したことなど、いろいろあったと思います。自分の考えを原稿用紙3枚までに書いて下記へ送ってください。
◆期日 平成13年2月末日まで
◆あて先 〒156-0043東京都世田谷区松原2-39-10-30C
社団法人 日本児童演劇協会「感想文」係
◆賞 応募作品のうち、優秀と思われるものに、つぎの賞をさしあげます。
・個人賞 ・団体賞
◆発表 平成13年4月「児童演劇」誌上
・賞状および賞品は入賞者の学校あてに送ります。
心にえいようを!
人はからだのはたらきをよくするために
えいようのあるものをとります。
心をゆたかに美しくするために
本を読んだり、音楽を聞いたり、
絵を見たりします。
いい劇を見るのも、このためです。
いい劇は、いってみれば心のえいようです。
いまからお見せする劇を、たのしくあじわい、
たっぷりあなたのえいようをとってくだざい。
社団法人 日本児童演劇協会
会長 内木文英
社団法人 日本児童演劇協会
〒156-0043
東京都世田谷区松原2-39-10-30C
TEL 03-3327-3241 FAX 03-3327-3154