おはなし
世界(せかい)から神々(かみがみ)が姿(すがた)を消(け)し始(はじ)め、地上(ちじょう)に残(のこ)された魔界(まかい)の生(い)き物(もの)たちは、謎(なぞ)の伝説(でんせつ)の森(もり)に棲(す)んでいました。
人間(にんげん)の母(はは)と魔界(まかい)の王(おう)の間(あいだ)に生(う)まれた不思議(ふしぎ)な力(ちから)を持(も)つ少女(しょうじょ)シイラは、木(き)の精(せい)ガワンと共(とも)にこの森(もり)を守(まも)って暮(く)らしていました。
ところが最近森(さいきんもり)の様子(ようす)が変(か)わって来(き)ました。
村(むら)では、「輝(かがや)きの泉(いずみ)」が赤(あか)く染(そ)まり、村人(むらびと)たちはあわて始(はじ)めます。それはあの恐(おそ)ろしい伝説(でんせつ)の「竜(りゅう)のとぶ冬(ふゆ)」がくる前兆(ぜんちょう)なのです。
村(むら)の言(い)い伝(つた)えでは、辰年生(たつどしう)まれで村一番若(むらいちばんわか)い少年(しょうねん)、ヤオチだけが村(むら)を救(すく)えるというのです。
十三夜祭(じゅうさんやさい)で、いったい何(なに)が起(お)きるのか。いま解(と)き明(あ)かされる魔界教典(まかいきょうてん)の謎(なぞ)とは…。
シイラとガワン、ヤオチは、「竜(りゅう)のとぶ冬(ふゆ)」をくい止(と)めることができるのでしょうか。
自分(じぶん)さがしの心(こころ)の旅(たび)と、スペクタクル・アクション。神秘的(しんぴてき)な音楽(おんがく)の響(ひび)き。謎(なぞ)の伝説(でんせつ)の森(もり)を背景(はいけい)に、少女(しょうじょ)の成長(せいちょう)と人間愛(にんげんあい)を描(えが)きます。
劇団(げきだん) 風(かぜ)の子九州(こきゅうしゅう)
感想文を送ってください
劇を見て、楽しかったこと、感心したことなど、いろいろあったと思います。自分の考えを原稿用紙3枚までに書いて下記へ送ってください。
◆期日 平成13年2月末日まで
◆あて先 〒156-0043東京都世田谷区松原2-39-10-30C
社団法人 日本児童演劇協会「感想文」係
◆賞 応募作品のうち、優秀と思われるものに、つぎの賞をさしあげます。
・個人賞 ・団体賞
◆発表 平成13年4月「児童演劇」誌上
・賞状および賞品は入賞者の学校あてに送ります。
心にえいようを!
人はからだのはたらきをよくするために
えいようのあるものをとります。
心をゆたかに美しくするために
本を読んだり、音楽を聞いたり、
絵を見たりします。
いい劇を見るのも、このためです。
いい劇は、いってみれば心のえいようです。
いまからお見せする劇を、たのしくあじわい、
たっぷりあなたのえいようをとってくだざい。
社団法人 日本児童演劇協会
会長 内木文英
社団法人 日本児童演劇協会
〒156-0043
東京都世田谷区松原2-39-10-30C
TEL 03-3327-3241 FAX 03-3327-3154