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社会参加システム推進グループ

 

協力な助っ人参上!!

第6回スクールボランティアサミットのお知らせ

 

白治体からの3人の力強い研修派遣者が加わり、更にパワーアップした社会参加システム推進グループ。3人それぞれがテーマを持って活動を展開しており、グループ内にもそのエネルギーが波及しているようです。また、スクールボランティアサミットも目前に迫り、エンジン全開です!

 

読者のみなさんもご存じの通り、昨年度は東京都教育庁から教頭任用前研修の柳久美子さん、中村豊さんの2人が財団のボランティア教育普及活動に積極的に関わり、大きな成果を残しました。今年は、東京都教育庁、神奈川県教育庁から研修派遣の3名の先生が社会参加グループのスタッフとして参加。東京都からは、昨年と同様に教頭任用前研修として中学校の先生の蜂屋隆子さん、小学校の先生の本間信治さんの2名、神奈川県からは養護学校の先生の斉藤奈美さんが勤務しています。

この3人は、ボランティア教育の普及事業にできるだけ参加しながら、財団のさまざまな活動にも参加し、福祉の現場も精力的に回るということで大忙し。当面の目標として、8月22日に実施される第6回スクールボランティアサミットヘの参加者の募集活動を全員で力を合わせて行っています。今回はこの3名が持たれている課題をご紹介します。ぜひみなさんもご協力ください。

蜂屋さんは、「子供にとって福祉やボランティアに携ることは『生き方の学習』になる。その学習のためにも学校と地域は連携していかなくては」と意欲的。財団では、九州女子高校の橋下先生が始められた生徒と高齢者の手紙の交流活動(野の花だより)をべースにした教育事業「地域で子どもを育てよう―手紙による心の交流事業」を担当しています。このため、情報の収集や取材のための日程調整など、忙しく飛び回る毎日です。本間さんは、「学校を地域に開かれたものにしたい」とさまざまな働きかけを行っています。

まず第1として、大学の学生のボランティア体験学習の実施を実現しようと、恩師である早稲田大学の朝倉征夫教授に働きかけています。その結果、7月にゼミの学生に話をする機会を得ることができました。斉藤さんは、神奈川県教育庁から「2002年の学校完全週5日制になったとき、家族の負担を軽くするために土、日の障害児への対応を考えてほしい」という大きな課題を与えられています。これは、障害児だけの問題ではなく、一般の小・中・高校生、そして地域、家庭、学校全体で取り組むべき課題です。斉藤さんはこの他にも「草の根団体の活動について学びたい」と精力的に動いています。財団の事業として進める一方で、この3名の課題も積極的にサポートしていきたいと思っています。

このように、それぞれがテーマを持って熱心に活動しています。社会参加グループに新風を巻き起こしている頼もしい3名の先生方。うかうかしてはいられません!気を引きしめてボランティア教育を普及していきます。

(有馬正史)

 

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昨年11月に行われたスクールボランティアサミット

 

第6回スクールボランティアサミットは8月22日、東京都干代田区の中央大学駿河台記念館で行います。読者の皆様もぜひご参加を。

お聞い合せは社会参加システム推進グループまで。

 

 

 

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