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2005年戦略プロジェクト

 

4月から介護保険が始まり、自治体、社会福祉協議会、農協、生協、市民団体等、さまざまなところで問題点や課題が浮かび上がってきました。そして心を支えるふれあいの仕組みづくりの重要性も再認識されたようです。2005年戦略プロジェクトは「上から、下から、横から」3つの方向性をもって、ふれあいの輪を広げていきます。

 

草の根推進プロジェクト

1日研修会にご参加ください。

 

4月24日に開催された「インストラクター会議」を受け、今年度の各ブロックにおける1日研修会ブロック研修会等、ブロック内活動が確認されました。今年度は、昨年度同様に全国5ブロックで、地域のリーダー養成を目的とする1日研修会を5回程度開催する予定です。さらに今年度から1日研修会のフォローアップとして、ブロック研修会を年度末ごろに計画しています。これらはすべてさわやかインストラクター59名のみなさんが中心となって、企画・推進されるものです。そこで、組織づくり支援グループと連携して、5月31日から各ブロツクにて「ブロック会議」を開催し(日程は1頁を参照)、これを皮切りに各地の会合に出席しました。

各ブロックで話題になるのが、団体の少ない県・地域での1日研修会の進め方、また、インストラクターの発掘となります。たとえば、四国ブロックを例にとると、現在2名のインストラクターが委嘱されています。この2名が連携し、四国内4県で、3回1日研修会を開催し、1日研修会を開催しない県ではブロック研修会を行う予定にしています。

特こ、今まで手薄であった地域にインストラクターが配置されたことは、心強い限りです。今後の活躍に大いに期待されるところです。

今年度も各地でそれぞれの活動が始まりました。お近くで1日研修会がありましたら、お気軽にご参加ください。

(米山孝平)

 

地域協同推進プロジェクト

ふれあいのある地域社会づくりにむけて

〜シンポジウムのお知らせ〜

 

「広げよう!ふれあい、たすけあい、ささえあい安心して暮らせる地域社会づくり―」

これは昨年5月に、全社協、JA全中、日生協とさわやか福祉財団の共催で初めて開催した地域協同推進シンポジウムのスローガンです。その後今年4月、ご存じのように介護保険がスタートしました。介護保険で体の安心、ふれあい活動で心の安心。各地にこの「車の両輪」が揃って初めて安心して暮らせる地域となります。みなさんのところは、「安心して暮らせる地域社会」へ向かって進んでいるでしょうか。

「大切なのは、どの組織がやるのかとか、誰のリーダーシップでやるのかではなく、地域社会を安心できて楽しいふれあい社会にしていくこと」(『さぁ、言おう』平成10年9月号、巻頭言)です。

今年の地域協同推進シンポジウムは11月9日(木)、東京大手町のJAホールで開催と決定。近々詳しいご案内ができる予定です。ご期待ください。

(丹直秀)

 

渉外代表 外部ネットワークが広がっています

 

●高連協の動き

6月16日「高齢社会NGO連携協議会」(以下高連協)総会に当財団から理事長の堀田と和久井が参加しました。高連協代表を務める堀田は「我が国の社会保障、医療、介護保険、高齢者雇用、NPO優遇税制等の国の政策は転換期である。その期間は2〜3年である。政策決定に先駆けて、高齢者憲章を基に高連協からの政策提言が期待される」と発言。高連協は今年度、経済企画庁のインターネット博覧会(インパク)において「社会・経済まちづくり」という分野の「エイジレスアイランドにあつまれ」(仮テーマ)の設計者に決まりました。さらには(財)高齢者雇用開発協会、仙エイジング総合研究センターによるNPO・NGO団体で活躍する高齢者の意識調査の企画運営委員として活動することにもなっています。また私は、総務庁セミナー「中高年の社会参加」コーディネーターを務めることになりました。多くの団体、入々との連携により、交流とネットワーク活動が活発になりそうです。

 

●厚生省「高齢者に対する相談情報支援について」

高齢者に対して社会的支援を行うとともに、高齢者に対する相談支援や情報提供の推進体制に高連協が参加します。主に、介護相談員、電話相談をボランティア参加で行う事業の運営委員として参加する予定です。

介護相談員養成研修事業は、さわやか福祉財団が受託し、福祉自治体ユニット、(社)長寿社会文化協会が協力して開催されます。今年度は、154市区町村・860名の多くの参加者があり、8月より東京・大阪・石川・福岡で開講します。自治体担当として、今まで都道府県が主でしたが、今年度は介護相談員養成研修事業を通して、多くの市町村との接点が生まれ、新たな協力関係ができればと思います。

(和久井良一)

 

 

 

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