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2005年戦略プロジェクト

 

草の根推進プロジェクト

さわやかインストラクター17名増員で59名に

 

1999年度を終え、いよいよ今年度からスタートする介護保険制度に向き合うこととなります。

99年度は財団として全国各地に推進した1日研修会も全国24地区で開催、3月には5日(岩手県胆沢町)、7日(秋田県秋田市)、25日(群馬県前橋市)、26日(埼玉県越谷市)と各地に広がっています。

それぞれに地域のさわやかインストラクター42名のみなさまが中心となって、企画・推進されて大きな成果を上げることができました。

特に今年度は、地域協同(社協・生協・農協)との連携による開催がほとんどで、これらの成果が今後各市町村単位での活動に広がっていくことが期待されます。

さて、2月11日から13日までの3日間、東京・五反田こおいてインストラクターフォローアップ研修会が開催され、新たに14か所の地域から新さわやかインストラクターが誕生、今までインストラクターが配置されていなかった地域を含めて新たに17名のさわやかインストラクターが配置されることになりました。

特に今まで手薄であった東京都、神奈川県、そして大阪府などの大都市に有力なさわやかインストラクターが配置されたことは心強い限りであります。今後の活躍が大いに期待されるところです。

2月13日にはさわやかインストラクター59名が一堂に会した中で、新インストラクターに対して竹下事務局長から委嘱状が手渡され、そして堀田理事長からの新インストラクターヘ期待するとのメッセージに参加者全員大感激し、心新たに目標である2005年に向けて全国各地でのボランティア活動の創造のために取り組んでいこうと心を新たにした次第です。(米山孝平)

 

自治体プロジェクト

助け合いの「道づくり」を各地で

 

1日研修会の道づくりで、地方自治体と共に、社協、JA、企業等に、財団の趣旨・活動を説明し連携を呼びかけました。

特に、1月15日福島、25日札幌、2月5日和歌山の1日研修会から市民・NPO(非営利団体)に加え自治体、JA、企業・組合の参加が多くなってきました。

助け合い活動の掘り起こしと共に、地域資源活動のネットワークづくりにも広がりを見せています。

東京都は、石原真太郎知事の下「危機突破・戦略プラン」を発表しました。

高齢社会の「安心・いきいき・支え合いの21世紀高齢社会ビジョン」では、介護保険の円滑な実施、自立支援、元気な高齢者への施策充実がめざされています。

さらに、自助・共助・公助のバランスを取るため、共助の積極支援として「NPOやボランティアなどの地域貢献的な活動の支援を充実します」と記しています。その中には都・高齢者施策推進室の「高齢者の生活像を考える懇談会」で委員として発言したことが多々盛り込まれています。

(和久井良一)

 

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渉外代表より

さわやか福祉財団では、独自の事業の他に外部の団体等とも連携してさまざまな働きかけを行っています。

 

日本労働者組合連合会(連合)主催の「第4回市民・連合ボランティア全国交流集会」1月25日に開かれました。

パネルディスカッション「NPO・NGOの役割と労働組合の期待」では脚本家の小山内美江子氏、全国こども劇場の高比良正司代表理事他と共に参加し新しいふれあい社会づくりに向けての発言を行いました。阪神大地震での市民・連合福祉活動がきっかけとなり、連合では市民ボランティア局(川嶋昭宣局長)が生まれ、福祉・子供・環境・国際分野等でNPO団体と協働しています。

今後の連合には、中間支援団体としての役割と共に組合員に対し地域に根ざした地域市民としての活動を促すことが期待されます。

(和久井良一)

 

 

 

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