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介護保険

 

痴呆高齢者向けグループホームの整備はどうなっているのか?

 

2004年に3200か所が目標

家庭的な雰囲気の中で高齢者が助け合いながら生活する小規模な施設・グループホーム(グループハウス、グループリビングなどの呼び方もある)設置の動きが全国に広がっている。中でも昨年4月の介護保険導入を機に注目を集めているのが、在宅介護サービスの一つとして位置付けられた「痴呆高齢者向けグループホーム」だ。

「中程度の痴呆高齢者に共同生活の場を提供、日常生活における援助を行うことにより痴呆の進行を穏やかにし、さらに精神的に安定した生活が送れるよう支援する」―というのが一般的な定義。民家を改築した施設が多く、定員は5〜9人。介護スタッフの助けを借りながら、自宅に近い環境で痴呆高齢者が暮らしている。

厚生労働省によると昨年12月23日現在、全国784か所に同グループホームがあり、2004年度を目標に3200か所にまで拡大することを計画している。

 

 

 

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