二六六平方キロメートルという広い面積を持つ茅野市は、高齢者などが市役所まで相談や申請に行くのが大変な上、ヘルパーが家庭を訪問するにも移動時間がかかるというデメリットを抱えていたが、それも四つのエリアにサービスにかかわる全機能を移すことで解消された。各保健福祉サービスセンターには地域福祉推進員(コーディネーター)がいて、どんな問題にも対応し、電話一本で相談に出向く。コーディネーターは保健婦、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、ふれあい福祉推進員などがなり、それぞれの専門分野を生かしてチームを組むことによって相談者に最適なケアマネジメントができる点も大きなメリットだ。