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近隣型助け合い活動と市民団体について

 

助け合い活動を継続して行う在宅福祉サービス団体と隣近所の顔が見える同士での助け合い活動は、同じ助け合いなのに異なる点が多いように感じられています。たとえば、在宅福祉サービス団体は、組織体であり、事業計画があり、継続して運営していくためにはお金の介在もあります。これに対して近隣型は、個人同士の助け合いであり、計画などはなく、自然発生的です。事業的な活動を展開する団体の中には、「近隣型? 継続して活動していけるの?」という声もあり、また、近隣型からは「継続する団体をすすめる人で、助けてといえる人っている?」という声が聞こえてきます。

さて、先日ある団体のリーダーが「父子家庭の家に助け合いサービスに入っているんだけど、いつの間にか子供の躾までしてたよ」と話していました。どうやら自然に近隣型助け合いを行っていたようです。もう一度振り返ってみると団体で活動されている皆さんも、自然発生的にこのような活動をしていることがあるのではないでしょうか。「新しいふれあい社会」の実現のためには事業型も近隣型もどの地域にもなくてはならないものです。(鶴山)

 

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