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特集・新しいふれあい社会を考える

子供だけじゃない、大人にも忍び寄る冷たい社会の現実

男の自殺を考える

(取材/森國次郎)

 

中高年の自殺が相次いでいる。自殺者は一九九八年以降三万人を超え、過去最悪を更新中だ。しかも自殺者の四分の三が四〇歳以上で、男性が全体の七割を占めているという。死に急ぐ思春期の若者たち、あるいは高齢者の自殺や孤独死も重い課題だが、実はその陰で四〇〜五〇歳代の働き盛り、家族の支えでもある夫や父親の自殺が後を組たない。なぜ彼らは突然命を絶ってしまうのか? 今回は特に中年男性に焦点を当て、同じ世代を生きる男性の目からの取材を通して、新しい時代の社会の在り方と生き方を改めて考えてみたい。

(編集部)

 

 

 

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