高校生が学校という枠を越えて、住んでいる地域単位でボランティアサークルを作って活動する、そんな動きが山形県で広がっている。本書はその「山形方式」の23年間に及ぶ実践の記録。生みの親である著者は、教師として、社会教育主事として、高校生と接してきた。『さぁ、言おう』96年10月号の堀田力理事長との対談も収録。真の心の教育とは? 多くの大人と中高校生に読んでもらいたい一冊。
(編集部)
「ボランティア活動は人のために使う時間、自分の時間がなくなると思いがちだが、私にとっては持て余していた時間を本当の意味での自分の時間に出来たような気がする。
今、自分自身の広がりを感じている。決して収拾のつかない広さではない。ボランティアは私の中でくすぶっていた芽を自然に引き出してくれたのではないだろうか。」
(本書 <高校生ボランティア活動賞レポート>より抜粋)
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