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ひとりごと No.65

堀田力

 

二一世記を、人間復権の世紀としたい。

国も、行政その他の仕組みも、社会のしきたりも、機械も、技術も、すべて、人間の幸せのために、人間がつくり出したものである。しかし、国や、社会や、機械などが、人間を不幸にし、人間を支配する状況を、私たちは、この世紀までに、いやほど経験してきた。

だから、二一世紀を、国や社会や機械などが、すべての人間の幸せに奉仕する、人間復権の世紀としたい。

 

 

 

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