日本財団 図書館


ことば・言葉

 

教えて! 基本用語

 

介護保険料

介護保険を運営する財源は、利用者の1割負担を除いて、半分を公費(税金)でまかない、残りの半分を65歳以上の第1号被保険者と40歳以上65歳未満の第2号被保険者が支払う保険料で負担することになっている。

65歳以上の介護保険料は全国3300の市区町村が独自に金額を決めて徴収する。所得に応じた段階別で通常は年金から天引きとなる。40歳〜65歳未満は加入している医療保険のグループにより違うが、その半額は雇い主か、自営の場合は公的負担となっている。介護保険制度は介護を必要としている人を社会全体で支え合おうという仕組みだ。高齢社会はみんなで乗り切らなくちゃね!

 

ケアプラン(介護計画)

公的介護保険制度で要介護認定を受けた人が、介護サービスを適切に利用できるよう、その人の心身の状況や生活環境、本人やその家族などの希望を踏まえた上で、利用する介護サービスの種類や内容などを定めた計画のこと。自分や家族が作っていいのだが、その繁雑さからほとんどが専門の人に頼んでいるのが現状。それがケアマネジャー(介護支援専門員)といわれる人たちで、本人や家族に代わって無料でケアプランを作成してくれる。いずれにしてもケアプランは介護保険サービスの基礎となるもの。しっかりと利用者の意向を採り入れてもらえるように、相談しよう。

 

知ってる? 最新用語

 

介護予防・生活支援事業

元気な高齢者に介護のいらない自立した暮らしを続けてもらうために、個々の健康状態や生活実態に見合った暮らしの支援を行う計画。実施主体は市町村。対象となるのは主に介護保険で「自立」と判定された人など。事業内容としては、1]配食サービスや散歩の付き添いなどの生活支援事業、2]転倒骨折予防教室や食生活改善指導などの介護予防事業、3]スポーツや娯楽サークル活動などの寝たきりや閉じこもりを防ぐ生きがい対策事業など。

ぜひ、地域の実情や利用者の立場に立った多様なサービスが可能となるよう、みんなでアイデアを出していきましょう。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION