職場にITがやって来る
小柳真澄さん
福岡県
私たちの町は、福岡市と北九州の中間に位置する5万人足らずの小さな地域ですが、高齢化の進展に伴って介護支援が、より重要な課題となっています。私たちの会「福間町ゆーあいの会」は、介護保険制度のスタートと共にNPO法人の認証を得て、さらに居宅介護支援・訪問介護事業所として展開を始めています。
対象地域は、従来の1町内から隣接する2市2町に拡大し、業務内容も高齢者支援に加えて子育て支援に取り組んでいます。現在手作業で行っている支援業務(特に情報の収集・伝達・分析などの処理)を迅速・正確・確実に処理することが早急に取り組むべき事項となっています。
この度、九州電気通信監理局の主催によって「介護保険支援のためのモバイル・コンピューティングシステムの開発・実証に関する調査研究」に私たちの会が事業所として研究班のメンバーに加わることになり、訪問介護者などの支援業務・スケジュール管理・介護報酬請求事務などの効率化が大いに期待できそうです。まだ数回の会合ですが、このIT(情報技術)の導入により介護支援そのものに主軸を置くことができ、介護保険制度の円滑な推進が図れるのではないかと期待しています。成果については、機会があれば主催局の了解のもとご報告したいと思います。
ITを使いこなす福祉NPOの先駆者になってください。