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●自治体で介護相談員始動へ

さわやか福祉財団が厚生省の委託を受けて8月から研修会を行っている介護相談員制度だが、研修を終えて早速始動している自治体も出てきている。九州では72市町村で構成する福岡県介護保険連合も12月から相談員を派遣するという。相談員は今後、利用者の自宅や施設を訪れ不安や不満をくみ上げ、改善策を提案していくことになる。介護相談員は基本的にボランティアだが、今後各自治体がそれぞれに養成していくことになる。市民もどんどん参加して介護保険をよりよいものにしていこう。

 

●医療現場で初のバーコード活用

―国立国際医療センター

スーパーマーケットやコンビニでもおなじみのバーコード。何げなく並ぶ小さな黒線のオビだが、実はさまざまな情報が詰まっているのはご存じの通り。この度、国立国際医療センターが来年度から全国の医療機関で初めてこのシステムを医療現場に導入することを発表した。

具体的には投薬や点滴、輸血なども都度端末から入力し、日々の診療行為を克明にホストコンピュータに記録していくという。これ以上安易な医療ミスで貴重な命を落とすことのないようぜひ防止策ともなってほしいもの。

ただしどんなに有効なシステムを作っても最後は「人」。「人を生かす」という医療の基本を忘れずにいてもらいたいものだ。

 

●高知県本山警察署で高齢者窓口を一本化

高齢者サポートセンターが高知県本山署で発足した。同町は7月末での高齢化率が県内でトップ。これまで各部署ごとに行っていた高齢者宅訪問を一本化するなど高齢者のサポートに力を入れ、事件や事故の防止に努める意向。

 

今日を生きる者だけが、生きる。

(デュ・ベレー)

 

 

 

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