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介護保険
ホームヘルパーの変更は可能か?
急増する相談や苦情
介護保険のスタートに合わせて多くの民間事業者がサービス提供を開始した。以前に比べサービス量は確実に増えている。しかし、質的な面から考えると問題も多い。在宅介護の現場で目立つのが「仕事が雑」「頻繁に遅刻する」といったホームヘルパーへの苦情だ。
経験の浅いヘルパーの急増がその背景にあるが、特に措置制度の時代に比較的高水準のサービスを受けてきた利用者の不満が大きいようだ。これらの不満を解消する手段の一つにホームヘルパーの変更がある。果たしてこれは自由に行えるのだろうか―答えは“基本的”に「イエス」だ。
サービス提供事業者には、「利用者(被保険者)からの苦情に対して誠実に対応する義務」があり、ある地方自治体の介護保険担当者も、「ヘルパーの変更に一切応じないという業者は聞いたことがない」と語っている。
