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われら地域市民

お年寄りに花のある楽しい暮らしを

サントリー株式会社

 

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松原恵三さん(右)と牛尾糸子さん(左)

 

「美術館をご覧になりませんか」。取材を終え帰ろうとする私に、文化事業部の牛尾糸子さんが声をかけてくれた。東京赤坂のサントリービル11階、都会の喧騒を逃れひと時の憩いを得た。

サントリー株式会社の文化活動の原点は、創業者故鳥井信治郎氏の「利益三分主義」の精神にさかのぼる。氏は、事業による利益は顧客へのサービス、事業の拡大、そして社会に還元しなければならないという信念を持ち、社会貢献活動に強い熱意を示したという。1961年の「サントリー美術館」開設以来、音楽財団、文化財団、音楽ホール、ミュージアム、愛鳥基金、不易流行研究所などさまざまな活動を展開しその精神を具現化してきた。「これらの文化活動に携わっている社員、嘱託、アルバイトの方々は総勢100名以上になるでしょう」と文化事業部の松原恵三課長は事もなげに話す。100名余の社員を文化活動に提供している企業は珍しい。人材による立派な社会貢献活動の一例だ。

同社が花の苗(種ではない)の国内トップメーカーであることをご存じだろうか。その花苗を介してボランティア活動が行われている。

 

 

 

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