日本財団 図書館


介護保険がスタートして、テレビもラジオも連日関連した内容の情報を伝えている。私はその報道のあり方が少し違うと感じている。以前よりサービスが減り出費がかさむといった内容が多いけれど、これまで違っていたのが今後は改善されたのだから、多少の負担は負うべきであり、この世の中にただのものなどないと考える方がよい。自分が恩恵を受けるものに対して支払いは当然。当たり前のことでなぜそのような報道の仕方をするのか疑問に思う。

(女 51 静岡県)

 

イベント番組への参加を依頼されて、事前に種々取り決めを行うのは結構だが、仕上がって(編集されて)見ると局の意向ばかり重視。放映を非常にむなしく眺めたケースが何回もある。

(男 68 茨城県)

 

制作側には制作側の理屈がある。それがいいか悪いかは別として…。高度情報化社会といわれる二一世紀。驚くばかりの情報の氾濫の中で、今後はいかに「主体的」にマスメディアと接することができるか、そんな新たな能力が要求される社会になったということを私達はいよいよ自覚しなければいけない。

 

ふれあいの場としてのマスメディア

 

NHKのラジオ深夜便はとてもよい企画だと思っています。夜中、目が覚めて眠れない時、ラジオ深夜便があるので助かっていると83歳の母が話している。

(女 49 鹿児島県)

 

ラジオ番組は毎日ラジオ深夜便をつけっぱなしで聴いている。眠れないときは聴くともなしに聴いていると眠ることができる。また、ラジオ関西の土曜日放送の高齢者大学とそれに続く一連の高齢者用番組を聴いている。

(男 60 兵庫県)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION