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堀田 (うなずきながら)インストラクターさんがそれぞれの地域の実情や特性を見ながら、市民同士の助け合いのやさしい気持ちが生かされた団体づくりにつなげていただければと思います。時間がなくなってきたので、そうそう、苦労話を聞いてくれと。それとインストラクターとしてのメッセージをいただきましょうか。まずは苦労話はいかがですか?

阿部 (顔を見合わせながら)どうしよう、あんまりない(笑)。

麻野 (しばらく考えて)団体をつくりたいと一生懸命お話しくださって、でもご本人たちで乗り越えなければいけない問題ってありますよね。そんな時はつらいけど頑張ってねと見守ることしかできなくて、それが一番つらいところですが、あとは逆にうれしさや喜びのほうが多いくらいです。団体をつくりたいというみなさん、本当にすてきな方たちばかりで、私のほうが元気を与えてもらったりとか、そんな感じです。

堀田 阿部さんはどうですか? 無理して探さなくていいんですけど(笑)。

阿部 そうですねえ。いつも寝る時に今日一日楽しかったことを思い浮かべて寝るから、それで苦労したこと全部忘れちゃう。ウーン、ごめんなさい。ないです。

堀田 「苦労話はない」と。これ、大事な部分ですからしっかり書いてもらおう(笑)。米山さんはどうですか?

米山 そうですねえ(笑)。振り返ってみると、ちょうど二年前に一日研修会を広げていこうと、インストラクター会議でみなさんにお話ししたでしょう。あの時はインストラクターがみんな相当なプレッシャーを感じていて本当にできるのかなと。これは大変だぞと思いましたけど、今はもう様変わりでどんどん自分たちでやってくれているでしょう。ですから苦労よりも団体が生まれた喜び、一日研修がうまくいった喜びのほうが大きいですね。

 

 

 

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