堀田 それはおっしゃる通りですね。ぜひ優先的に受け入れる仕組みを考えていってほしいと思います。
阿部 今度うちでもやるんですが、私は新しい形のボランティアにつなげていけたらと思っているんです。男性も高齢者も、あるいは行政の人も広く参加できる形。今テーマを揃えて検討しているところです。
米山 総じていえばずいぶん活発に動いてきているんじゃないですか。ただ、さらに活発に団体づくりを広めていくためには、開催方法についてインストラクターの意識の切り替えも必要じゃないかと思うんです。
堀田 と言いますと?
米山 これまでは、研修する地域にまず受け皿となる団体があるかどうかを考えるわけです。でも団体がないところもまだまだ多い。ですから福祉系の市民団体だけに固執しないで、まちづくりNPOとかまちづくりを活発にやってるJC(日本青年会議所)だとか新しいところと連携して広めていく。既成概念は捨てたほうがいいですね。
阿部 最後はやっぱりまちづくりに行き着きますからね。うちも今回はまちづくりと子供の分野をNPO法人として追加で出して認証が降りたのでJCともうまく連携していけたらいいなと願っています。
麻野 みなさんとっても大きく捉えていて、何だか申し訳ないくらいなんですが(笑)、私は草の根でやりたいという人がたくさんいるので、その方たちをすくい上げるというかそんな一日研修会にしたいですね。大きなイベント的になってえらい人がおいでになるというのでは従来の行政と似たような研修会ですし、ぜひ身近な研修会であってほしいと思います。