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麻野 何か困ったことがあればいつでもさわやか福祉財団に頼れるんだというのがあるので、自分がここまで言ってもいいかなという事があっても安心してインストラクターとして活動させてもらっています。

堀田 それは大変にうれしいです。うちが山のように情報を持っているわけではないけれど、さわやか福祉財団を通じてのネットワークから得られる情報もあると思うのでぜひ使いまくって活用してください。では最後に思いのたけを。

阿部 高齢者福祉の活動から見えてきたことを生かして、次の展開として教育の分野をやっていきたいんです。本当の意味での教育の現場で先生も含めて、そこに障害者も参加してふれあっていく。そういうのを二〇〇二年の総合的な学習に向けて仕掛けていきたい。ボランティア年もあるし人材発掘も一日研修でどんどんやっていきたい。私は本当の意味での輪というのは、平和の「和」だと思っています。それを広げていきたい。助けてほしい人が、堂々と助けてと発信できる世の中になることが、私なりの使命です。

麻野 この一年間を見ますと近隣の助け合いと、介護保険とボランティアのドッキングした形がいろいろと出てきているんですね。ボランティアさんも介護保険で仕事として働く人も高齢者の方もみんなが生かされるようなやり方、それをめざして頑張っていきたいです。高齢のボランティアさんもここに来たら生き生きして元気になるといってくださる。その話を聞くだけでこちらが元気になります。お互いのつながりの中で生かされていく、そんな活動を広めていけたら幸せです。

 

 

 

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