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ここをチェック No.8

介護保険

特別養護老人ホームにはいつまで住めるのか?

 

5年間はホームに住むことができる

介護保険の仕組みでは、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)に入居できる人は介護認定審査会によって「要介護1」以上に認定された人となっている。だから「自立」あるいは「要支援」と認定された人は、施設から退去しなければならない。とはいえ、施設を追い出された高齢者が家族からも見捨てられて路頭に迷っているという悲劇は聞いたことがない。

たとえ“元気老人”であっても、経過措置によって介護保険実施から5年間は、それまで入居していた施設に継続して入居できるからだ。また、旧措置制度による入所者については、1]利用者負担を軽減するための介護報酬引き下げ措置、2]負担急増者に対する軽減措置も用意している。

介護老人保健施設と名称が変わった老人保健施設の入居者も「当分の間」引き続き入居できることになっている。延長期間については、原則がないので入所者と施設側の話し合いで決める格好だ。

 

 

 

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