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今のこの苦しみは、ふれあい社会をつくり上げるための産みの苦しみだと信じて、仲間と共に頑張っていこうと思います」

介護保険をよりよいものにしていくためにも、地域づくりや行政に対して発言し、自発的に行動するNPO団体の存在は欠かせない。今こそがNPOの活動を社会的に認知させ、広めていくチャンスでもあるのだ。

道は決して平坦ではないけれど、牛島さんらメンバーの持ち前の明るさとさわやかな笑顔と共に福岡の地に、一歩一歩ふれあい社会がつくられていくことだろう。

 

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ちょっぴりお酒も入っての打ち合わせ風景。

 

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研修では皆熱心にノートを取って、真剣な目差しで牛島講師を見つめる。

 

福岡県福岡市に拠点を置く「福岡たすけあいの会」は、少子・高齢化社会の中で高度経済成長と共に失われてしまったふれあい社会をめざして、市民主体の仕組みをつくり、地域社会の建設に努力することによって福祉の増進に寄与することを目的として活動するNPO法人。主な事業内容は、1]家事援助、入浴・トイレ・食事の介助、子育て支援などのたすけあい活動、2]介護保険事業、3]2級ヘルパー養成事業、4]助け合いの啓蒙、啓発など。会員になるには、入会金5000円と年会費1000円が必要。サービスの提供は1時間2点とし、1点400円。交通費も2点。会が発行する「たすけあいキップ」で決済する。サービスを提供した人が受け取った「たすけあいきっぷ」は、事務局にて現金か時間預託として精算する。その際1点につき100円は事務手数料となる。(→連絡先は11月号掲載記事連絡先)

 

 

 

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