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われら地域市民

“活動は社業の一環”

経営者の強い信念が中堅企業のボランティア活動を支える

三皓株式会社

 

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小田原輝明社長

 

三皓(さんこう)株式会社は、神奈川県川崎市の中央部にある社員24名の電子部品メーカー。携帯電話部品などの製造で現在は多忙を極めている。小田原輝明社長は「中小メーカーも地域貢献が必要」との信念を持つ。

「社員の平均年齢は42.3歳と高く、福祉問題に無関心ではいられません。定年になりそれぞれが地域社会の構成員となったとき、福祉はもっとも関心のある事でしょう。事業もようやく軌道に乗り、何らかの形で地域社会に貢献することにより、『社員一人ひとりに人を思いやる心か育てば』と思ったのがボランティア活動のきっかけ」と語る。阪神・淡路大震災でのボランティア活動も刺激になった。

活動は1996年小山隆敏前社長の発案から始まった。財団法人川崎ボランティアセンターの中学生以上を対象に、夏休みを利用して市内の社会福祉施設や病院などでボランティア活動を体験してもらおうという企画に、社員約20名か参加した。

 

 

 

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