日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 社会 > 成果物情報

情報誌「さぁ、言おう」2000年11月号

 事業名 高齢者のためのボランティア普及啓発活動
 団体名 さわやか福祉財団 注目度注目度5


ふれあいボランティア考

 

やわらかい頭

 

そのニュースを聞いた時、「ああ、アメリカ」らしいと思った。最初は「彼女」がUPI通信社を辞めると知ったとき。彼女とは、長年同社でホワイトハウスの名物記者として名を馳せてきたヘレン・卜ーマスさん。報じられたところによると、宗教系のメディア会社による買収に抗議した退職らしいとのこと。長年在籍しそれなりに保証されていたであろう地位と給与を、自分が持つ報道のあり方への信念を貫いて退職した潔さ。いかにもアメリカらしい。年齢はなんと79歳という。しかもすぐに別会社の契約コラムニストとなった。さらに職に就こうという自立の意思、そしてそれが可能となる社会基盤。いかにも「アメリカ的」だ。

さらに後日談。米大統領報道官は米国有力メディアの指定席であったホワイトハウス記者室の最前列席からUPIをはずし、極めて異例ながら、今後はトーマスさん個人の専用席にすると発表した。まさに「アメリカ」である。

日本の政府ではこんな対応は絶対無理だろうと思いつつ、万一やろうとしても、恐らく報道各社がそんな特別扱いを許さず、また国民の中にも批判の声を上げる人が少なくないと、そんな気がした。

アメリカにはアメリカの病める課題が数多くある。その社会をそのまま習う必要はないし、日本が持つ良さもさまざまにある。しかしアメリカでのボランティアの活発さを考えると、老若男女の区別なく個の意思が大切にされ、前例のないことにも果敢に対応し、それを素直に認め合う、こんな柔軟さが大きな要因なのだろうと改めて思う。

日本の高齢化はまさに前例なし。超高齢社会を支えるためにはボランティアやNPOなどの新要素が不可欠だ。そのためにも、まずは、みんなでもっと頭を「やわらかく」する必要がありそうだ。柔らかさとはやさしさの裏返しだと思うから。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
2,579位
(33,823成果物中)

成果物アクセス数
3,178

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2021年12月4日

関連する他の成果物

1.情報誌「さぁ、言おう」2000年4月号
2.情報誌「さぁ、言おう」2000年5月号
3.情報誌「さぁ、言おう」2000年6月号
4.情報誌「さぁ、言おう」2000年7月号
5.情報誌「さぁ、言おう」2000年8月号
6.情報誌「さぁ、言おう」2000年9月号
7.情報誌「さぁ、言おう」2000年12月号
8.情報誌「さぁ、言おう」2001年1月号
9.情報誌「さぁ、言おう」2001年2月号
10.情報誌「さぁ、言おう」2001年3月号
11.付録版「さわやか活動報告ニュース&にゅーす」2000年4月号
12.付録版「さわやか活動報告ニュース&にゅーす」2000年8月号
13.付録版「さわやか活動報告ニュース&にゅーす」2001年1月号
14.情報誌「さぁ、言おう」2000年10月号
15.付録版「さわやか活動報告ニュース&にゅーす」2000年11月号
16.LRT高速運転用信号システムの開発事業研究報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から