分科会
事例発表と研究協議
9時30分〜12時
分科会は、小学校、中学校、高等学校の三つに分かれ、事例発表と研究協議が行われた。参加者は教員が中心だったが、一般の人やボランティア団体からの参加も多少あった。それぞれが学校、地域に戻って何ができるか。資料に書き込みをしながら、熱心に耳を傾ける姿も多く見られ、地域とのネットワークの組み方など具体的な質問もあった。
小学校分科会
小平第六小学校では学校の建て直しに伴い、高齢者や障害者にも使えるよう施設型に改造するなど地域の人と交流できる「開かれた学校」づくりに、また大袋東小学校では、拡大写本作りに取り組んでいる。小学校時代は、地域との心のふれあいで思いやりの「芽」を育てる大切な時期。活動のポイントはどこにあるのか。
参加者は八九人と多数で、ほとんどが学校関係者。熱気がこもった分科会となった。
講評者 東京都板橋区立成増小学校
校長 井田益彦さん
司会 さわやか福祉財団 本間信治
(東京都教育庁より派遣)
「ふれあいマンデー」で開かれた学校づくり
発表者 東京都小平市立小平第六小学校
校長 稲田百合さん
小平第六小学校では「地域の風が行き交う学校」をスローガンに、地域みんなが家族になろうと地域に開いた学校づくりを心がけている。「毎週月曜日に民生委員などが訪れ、生徒と交流する『ふれあいマンデー』。子供たちが地域との交流を通して人と人とのかかわり、人に支えられていることを実感し、そして素敵な大人になりたいという将来の希望を持ってほしい」と稲田さんは語った。