ここをチェック No.7 介護保険
家事援助の対象となる範囲はどこまでか?
介護保険では家事援助の対象者は、基本的に一人暮らしか同居家族が障害や病気等で家事を行うことが困難な場合等に限定される。ただ、家事援助なら何でもやってもらえるわけではない。
家族の衣類の洗濯や庭の草むしり、自家用車の洗車までホームヘルパーにやらせようとする被保険者や家族が後を絶たないため、厚生省は介護保険の給付対象とはならない家事援助の事例を発表した。(次頁参照)1]「直接本人の援助」に該当しない行為と、2]「日常生活の援助」に該当しない行為である。
サービスの要求にも限度がある
料金の10%を負担するのだからヘルパーを家政婦のように使ってもいいと思うならそれは心得違い。介護保険の給付対象となるサービス費用の財源は若い人も含めて納めている税金と、40歳以上の国民が支払う介護保険料によって賄われているからだ。