私自身、これまで婦人会活動のほか、子供会や青少年健全育成推進会などを通じて、地域とのつながりを持っていたことから、行政をはじめ、住民の方々にも比較的、好意的に受け止めてもらえたように思います」

　

福島県福島市御山に拠点を置く「まごころサービス福島センター」は、高齢者・社会的弱者を主な対象に在宅介護等支援活動事業を行い、地域福祉に寄与することを目的として設立されたNPO法人。主な事業内容は、1]食事介助、排泄介助、入浴介助などの在宅介護支援活動事業、2]買物、調理、掃除、洗濯などの家事援助支援活動事業、3]介護支援活動会員(ホームヘルパー)養成事業、4]在宅福祉活動にかかわる啓発活動事業など。会員になるには、入会金1000円と年会費3000円が必要。サービスの利用料金は家事援助サービスは1時間につき800円、介護援助サービスは1時間につき900円。利用できる時間は月〜土曜日の午前9時〜午後5時。日曜、祝日、時間外は応相談。サービスを提供した協力会員はその時間を貯蓄し、自分や家族などが必要になったときにサービスネットのある地域で貯蓄分のサービスを受けることができる。(→連絡先は10月号掲載記事連絡先)

　

ヘルパー研修会は年2回開催される。

熱心に耳を傾けるヘルパーの研修受講の様子。

　

研修の成果を地域ケアへと展開させることで、評価を高めた

　

とはいえ、当時は、まだ有償ボランティア団体はほとんど存在しなかった時代。そんな中で「有償なんて、ボランティアとはいえない」「お年寄りからお金を取るなんて」と、直接的にも間接的にもさまざまな“迫害”を受けたこともあるという。

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