介護保険制度をサポート
もう一つ犬山市の介護保険で忘れてならないのが「リフォームヘルパー制度」だ。制度そのものは、九三年九月に国と県の補助事業としてスタートした。高齢者が、住み慣れた家で暮らし続けるためには段差解消や手すりの取り付けといった住宅改修が必要。そこで、作業療法士、建築士、介護福祉士、保健婦の四人の専門家がチームを組んで改修相談に当たっている。
この制度は、市から社会福祉協議会への委託事業で、六五歳以上の高齢者がいる家庭が対象。相談は無料で、補助額の上限は一五万円となっている。九九年度の相談件数は八九件、そのうち五九件が施工に至った。浴室・トイレ・玄関などへの手すりの取り付け、段差解消、トイレの洋式化などが主な工事内容である。