たすけあいどんぐりの会
地域に浸透した活動をめざしたい
宮島さんからバトンを受け継いだ現「たすけあいどんぐりの会」代表の小田島佳子さんは次のように当時の心境とこれからの抱負を語ってくれた。
「会社勤めが長くボランティアの経験も浅い私に、果たして団体の運営がやっていけるのか不安でずい分悩みました。でも会員からぜひ今後も会を続けてほしいという声が多く上がり、夫も協力してくれると言ってくれたので心を固めました」。家族の支えは何よりのエネルギーとなっただろう。
「こうした活動は地域には絶対に必要だと思いましたし、健康な間は地域に貢献したいという気持ちは強かった」と小田島さん。代表が替わるということで、いったんすべてを清算して新たな再出発という形を取ったものの、「さわやかたすけあいの会」の思いを継承しながらの「たすけあいどんぐりの会」スタートである。
現在は高齢者に限定せず、産前産後や子育て支援など若い人も対象としたサポートも視野に入れて活動を展開しているという。「地域のみなさんにこの会の存在をもっと知っていただいて、地域に浸透した活動をしていきたい。また、子育て支援にも力を入れていきたい」とも語ってくれた小田島さん。手探りの中で、しっかりと新たな第一歩を踏み出し始めている。
「たすけあいどんぐりの会」の活動から。