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時事ニュース

 

2000年7月号<トピックス>

1] 交通バリアフリー法が成立

2] あなたのまちは?各地で介護保険110番開設

3] 悪徳契約から消費者を守る消費者契約法が成立

4] 高齢者に学びの場「フェニックス入学制度」

5] 山形県で小学生に起業家体験

6] ペイオフ、2002年度から。預金全額保護の打ち切りへ

 

●交通バリアフリー法が成立

高齢者や身体障害者が、外出する際、交通機関や駅を快適に安全に使えるようにするための交通バリアフリー法が5月10日に成立した。今後、公共交通の事業者が駅を新設したり改修したりする際には、エレベーターやエスカレーターの設置、誘導警告ブロックの敷設、身障者用トイレの設置、車両内に車イススペースの確保、低床バスの導入などが義務付けられる。

 

●あなたのまちは?

各地で介護保険110番開設

厚生省の調べによると、介護保険導入後2週間で市町村に寄せられた苦情は全国で2358件。サービスの質や内容、費用に関する不満が目立つという。日本経済新聞の調べでは、5月1日現在、全国で6割の都道府県庁所在市区が介護の相談窓口や第三者機関を設置した。また宮城県では県内の弁護士や労働組合などで構成される宮城県社会保障推進協議会が、介護保険が施行されて1か月たった5月18日・19日、昨年11月に続き2回目の介護保険制度に関する相談窓口「介護保険110番」を開設し、介護保険に関する相談に応じた。岡山県社会保障推進協議会でも16・17両日に実施。17日から19日までは、大阪、宮城、愛知など全国8か所で全国消費生活相談員協会主催の「介護など高齢者トラブル110番」も開設されるなど、各地で介護にかかわる相談の機会が設けられている。新しい制度の定着に向けて、民・官双方に利用者の声を吸い上げる窓口が続々と設けられている。ぜひみなで毒を発して介護保険をより良い制度にしていこう。

 

 

 

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