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喜・涙・笑 ふれあい活動奮戦記

NPO法人ふれあい泉(大阪府)

NPOの存在感を地域に浸透させていくためにはこれからが正念場だと思います

 

「現在二か月に一回、関西の市民団体でつくる時間預託の会の集まりかあるんですか、こうした場に参加して情報交換をすると、あれもしたい、これもやりたいと、次から次へとアイデアもわいてきますし、この団体がここまでこられたのも活動にかかわってくれた一人ひとりの力かあったからこそ。そう考えると人の輪というのは、かけがえのない財産だなとつくづく感じますね。勤めていたころは、ビジネス上のネットワークしか持っていなかったのが、この団体を設立してから何百人ではきかないくらいの人との出会いがあり、それによってモノの見方や考え方に幅を持つことかできた。そうした地域でのネットワークをつくることかできたことが何よりの喜びであり、今や活動をすることそのものが生きがいにもつながっています」

 

活気に満ちあふれた口調でこう語るのは、岸和田市に拠点を置くNPO法人ふれあい泉の代表を務める和田裕さん。

 

相互扶助の心をはぐくむには地道な活動しかない

 

多くの男性たちがそうであるように、これまでの人生を会社人間として過ごしてきた和田さんだが、定年を目前に控えた五九歳の時に、一念発起をして「ふれあい泉」を発足させた。

 

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事務所風景

 

 

 

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