近隣型助け合い
実践講座 NO.3
「わかる福祉ネットワーク」
主宰 木原孝久
「場所」があればふれあい・助け合いが生まれる!
静岡県袋井市の稲葉ゆり子さん(58)。「たすけあい遠州」という名で、食事や移送サービス、リサイクル活動など幅広い活動をしています。彼女に「一軒家を貸したい」という人が現れました。今のところ特別な用途は考えつかない物件をお金を払って借りるほどの財政状況にはないのですが、とにかく借りてみることにしました。近隣社会にこういうあいまいな目的の場ができると、どんな使われ方をするものなのかといった興味もあったようです。
家を借りたのが昨年の10月。半年の間にどんな変化が起きたのか。まず近くの「たすけあい遠州」の仲間を中心に、活動の合間や活動後、またはそれとは無関係にフラリとやって来るようになりました。